いも全量へのこだわり
一般の焼酎には米麹が使われていますが、「一刻者」は芋麹を使用した全芋仕込みです。
今まで、他社にも芋麹使用の芋原料100%焼酎は数銘柄ありましたが、従来の製法で使用されていた蒸し芋を使った麹は、芋麹をつくるための原料処理方法 としてはいくつかの問題点があり、使い勝手が悪い上に、麹力価(特に、でんぷんの分解力)も米麹に比べて低く、非常に効率の悪い麹となっていました。
特に麹力価が低いことによって発酵の進みが悪くなり、香味が単調になったり酸臭がつくといった芋焼酎本来の香りや味が押さえられた製品になる傾向がありました。
こうした理由から、「一刻者」では蒸し芋麹を使用せず、芋を独自の製法により熱風処理して造った芋麹を使用することにより、芋全量使用の特長を十分活かしきった芋焼酎の製品化に成功したのです。
いも全量の香りと味わい
従来の芋焼酎は、原料である芋由来のテルペンを特徴とする香りと、米麹由来の脂肪酸を特徴とする香りから酒質(特に香り)の特徴が構成されます。
「一刻者」は、麹に芋麹を使用することにより米麹由来の脂肪酸を特徴とする香りが 無く、また、芋由来のテルペンを特徴とする香りが高くなっています。
芋焼酎のテルペンは、原料芋から芋麹中の酵素のはたらきによって生成されることがわかっており、「一刻者」のような全芋仕込みでは、芋使用量が米麹芋焼酎に比べて多くなることからテルペンの香りが高くなると考えられています。
これらの理由により「一刻者」は従来の芋焼酎と違い、しっかりとした香りを持ち、味わいすっきりと飲みやすい酒質の焼酎となっています。
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